ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.17(2018年9月28日)保険にかけるお金は年々減ってきていますが、実は…

前回、「日本人は保険好きと言われていますが、実は、一世帯当たりの年間保険料は年々減っている」という“保険料の相場観”の話をご紹介しました。この相場観も平均データですから、個々のご家庭の状況を考えると、あまり参考にはならなかったかも知れません。そこで、今回は年代別に少し掘り下げてみました。

年代別年間保険料と死亡保険金額(全生保)

年代別年間保険料と死亡保険金額(全生保)

  • ※公益財団法人 生命保険文化センター「平成27年度 生命保険に関する全国実態調査<速報版>」(平成27年9月)

年間保険料でも、死亡保険金額でも、横の比較(前回調査比)では、一部例外はあるにせよ、どの年代も保険にかけるお金は減っています。一方、個々のご家庭の立場からすると、より重要なのは縦の比較、つまり、今後、保険料がどうなるのか、ということでしょう。この縦の比較から見ると、50代前半が保険料の負担も必要な保障も一つのピークとなっているようです。ちょうど子育てが一段落するご家庭が増え、子どもの教育費の“万が一の備え”としていた死亡保険を減額している、という様子がうかがえます。

さらに、斜めの比較をする、という見方も必要かも知れません。というのも、この調査は3年ごとに行われており、例えば、前回調査の40代前半の方は、今回調査では40代後半になっている方が多いと考えられるからです。図表の矢印のように比較すると、特に死亡保険金額について、40代後半から保障額を見直しているように見受けられます。これは死亡保険について、子育て卒業のタイミングではなく、子どもの成長に応じて(当然、進学や進級につれて、必要となる教育費も減っていくことになりますので)必要な保障額をその都度見直している、ということではないでしょうか。つまり、「必要なものに、必要な額だけ、最低限で。」という姿勢で、保険と上手に付き合う方が増えている、ということだと思います。

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
2018/7/20作成

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