ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.29(2018年12月21日)FPの研修イベント「FPフェア2018」に行ってきました!

先日(10/8)、全国のファイナンシャル・プランナーが一堂に会する(と謳われている)、日本FP協会最大のイベント「FPフェア2018」に行ってきました。2日間に渡るプログラムで目についたのは、“人生100年時代”と“フィンテック”という2つのキーワード。“人生100年時代”はこのコラムでも何度か取り上げていますので、今回は「FPフェア2018」で聞いた“フィンテック”の話を紹介します。
私が参加したのは2日目の特別講演『フィンテックとこれからの日本の金融』です。講師の京都大学・岩下教授の話を私なりに要約すると、こんな感じでした。

※ フィンテック(FinTech)とは、Finance(金融)とTechnology(技術)の造語。

  • ここ数年、フィンテックが注目されているのは、インターネットが人々の生活に不可欠なものになってきたから。
  • これまでの日本の金融は、技術革新があっても変わらない世界だったが、特にスマホというインフラの普及により、これからは日本の金融も変わっていく時代になる。
  • 日本のフィンテック化は外国から大きく遅れている。理由は堅牢性や高度な可用性を誇る金融ITがイノベーションを阻害してきた為。
  • 日本でフィンテック企業と言えば、銀行と競合しない分野(アカウント・アグリゲーション、会計サポート、ロボアドバイザー等)がメインであり、融資や決済等の銀行と競合する分野には参入企業がなかった。しかし、この状況も変わりつつある(例えば、LINE PayやソフトバンクとヤフーのPayPay、等)。
  • 政府も危機感をもっており、今後は官民双方の取組みにより、特にキャッシュレス化が進展するだろう。

また、講演では“フィンテックのある生活”として、経済産業省が作成したPR動画も紹介されましたが、余談として話されていた中国のフィンテック事情が面白かったのでご紹介します。

  • キャッシュレス先進国の中国では、街行く人は現金を持っていないので、物乞いをする人もQRコードを持っている。
  • かつて、中国では、“持家あり”が結婚の条件だったので、親が子どもに家を買い与えていた。今、中国では、“芝麻信用”(ジーマしんよう、中国アリババグループが開発した個人信用評価システム)のスコアアップが合コンでモテるための一番の近道。
  • 中国・北京の故宮博物館では、紙の入場券が廃止され、モバイル決済による電子入場券方式に移行済。スマホが使えない入場者は窓口に並ぶ必要がある。。。

なお、日本でキャッシュレス化が進んだとしても、現金の需要が全くなくなる訳ではない、ともおっしゃっていましたが、キャッシュレス化の流れが日本でも本格化することは間違いないと感じました。そして、そのキャッシュレス化は“スマホのある生活”が大前提になっている、とのことですから、いまだ“ガラケーユーザ”の私には耳の痛い話でした。。。

大和証券 確定拠出年金ビジネス部
2018/10/12作成

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