ライフプランコラム「いま、できる、こと」vol.134(2021年1月15日)平均値から見えてくるライフプランで大切なこと

ライフスタイルが多様化している人生100年時代にあっては、「平均値を見ても自分には当てはまらない」という人が多くなっているのは事実です。でも、平均値が全く役立たない訳ではありません。平均値からライフプランを見つめ直すと大切なことが見えてくる、今回はそんなお話です。

まず、厚生労働省が発表している「簡易生命表」と「人口動態統計」から、男女別に平均寿命、平均初婚年齢、第1子と第2子誕生年齢をピックアップしました。最新の2019年と一世代前の1990年のデータを比較しています。

平均寿命、平均初婚年齢、第1子・第2子誕生年齢

平均寿命、平均初婚年齢、第1子・第2子誕生年齢

約30年前、つまり、親世代と比べると、寿命や結婚、子供が生まれる年齢は全て上昇しています。特に寿命は顕著ですね。男女ともに5年半も延びているので、その分、必要になる老後資金も増える、ということです。この老後資金の準備に関しては、子育てが終わった後が最後の「貯め時」だと言われます。第2子の大学卒業を子育ての終わりだと考えると、かつては54.4歳(男性の第2子誕生年齢32.4歳+22年)から最後の「貯め時」を始めることができました。それが、今や56.7歳(34.7歳+22年)になっているのです。

年功序列で定年まで給料が上がり続ける、これならならいいのですが、今や55歳役職定年、働き続けても給料が下がるのが一般的です。ですので、我々現役世代は、55歳を過ぎてから始まる最後の「貯め時」を当てにしない方がいいでしょう。むしろ、若いうちから少しずつ老後資金準備を始めるべき、こんなことも平均値から見えてくると思います。

そして、子育てが終わると夫婦2人の生活になります。子育ての期間と夫婦2人で過ごす期間、一体どちらが長いのでしょうか?簡単な計算をしてみましたので、ご確認下さい。

実は今や子育てをする期間よりも、その後夫婦だけで過ごす期間が長くなっているのです。老後も長くなり、夫婦2人の時間も長くなる、人生100年時代とはそんな世の中なのです。やらなければいけない大切なこと、見えてきましたよね?

  • ※厳密に言うと、結婚してから第1子誕生までも「夫婦2人の期間」ですが、今回の計算からは除きました。

大和証券
2020/10/30作成

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